アポトーシス誘導物質 フコキサンチン、アスコフィラム+、フコサリシレート(CCKs)

フコキサンチンとは?

褐藻類にのみ含まれている色素(赤褐色)であり、ビタミンAやβカロチンなどと同じカロ テノイドと呼ばれる色素の一種です。
フコキサンチンは、L-フコースとは違う物質であり、最近の研究結果から、アポトーシス(悪性腫瘍の細胞死)は、L-フコース(多糖体)以外のフコキサンチンにより、体内で細胞GⅠ期停止やカスパーゼ8(酵素)の活性化を促し、DNAの断片が起こりアポトーシスの 誘導がされることが解ってきました。
また、フコキサンチンには健康に対する機能性として、主に抗腫瘍作用は勿論のこと、活性酸素を除去する強い抗酸化作用と、最近ではオメガ‐3脂肪酸であるDNAの産生を促す働きがあることも解り、脂肪燃焼を促進させます。更にフコキサンチンは、インスリン抵抗性を改善させ、血糖値やヘモグロビンA1c値の改善を促します。
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サルチルレイト(CCKs)とは?
サルチルレイト・これはサリチル酸骨格を持ち、その構造中にMg(マグネシウム)を1分子持つ新規物質です。 サルチルレイトは、褐藻類由来の免疫調整因子として見出されたもので分子量約300の非常に安定した物質であり、シクロオキシナーゼ・COX-2(炎症時に過剰に産生される酵素)の選択的阻害を行うため、PGE2(痛覚伝達物質)を低下させて痛みを消失させます。さらにブラジキニン産生抑制にも関与しており、サルチルレイトはアトピー性皮膚炎を含む各種アレルギーや自己免疫病に効果があり、またリウマチ疾患や変形性関節炎、さらには喘息等の難治性慢性疾患に対しても効果があります。すなわち、PG(プロスタグランジン)系の産生を抑制することにより、驚異的な抗癌作用、抗炎症作用、基礎免疫賦活化作用を促します。サルチルレイトは、PGs系への影響ばかりでなく、これら難治性慢性疾患の増悪因子であるIL(インターロイキン)‐4、5、13及び17の産生を抑制します。

アスコフィラム+とは?

北欧を中心に自生している褐藻類の一種であるアスコフィラム・ノドサムと、メカブを混合抽出し活性度を高めた海藻抽出物です。
アスコフィラム・ノドサムは、ノルウェーでは乾燥させてお茶として飲まれている一方で、工業的には食品添加物(安定剤)であるアルギン酸の原料とし使われています。また、ワカメの根本の肉厚でヒダ状の「胞子のう」の部分をメカブと呼び、メカブは、葉の部分や茎の部分よりアルギン酸やヨード、カルシウムが2割も多い栄養豊富な部分です。メカブには、私たちの健康に必要なEPA(高度不飽和脂肪酸)を多く含んでいます。
アスコフィラム+ 、メカブとともに、ミネラルや必須元素などが含まれており、コンブと比較してカルシウムが2倍、鉄分5倍、ビタミンAが2倍以上、ビタミンEは15倍も含まれています。
アスコフィラム+は、従来のフコイダン(各褐藻類・モズク抽出物やメカブ抽出物等)に比べ、アポトーシス誘導活性が群を抜いて明らかに高く、共同研究機関(各大学医学部)のデーターも豊富です。
アスコフィラム+は、白血球および乳、肝、肺、胃、皮膚、大腸、喉頭、直腸の各組織のガン細胞に対して、アポトーシス誘導活性を促し、正常細胞に対してはアポトーシス誘導はほとんど起こさず、異常細胞のみに効果を発揮することが分かりました。

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Jurkat     ヒト白血球Tリンパ腫
T47D       ヒトER陽性乳がん
MDA-MB231    ヒトER陰性乳がん
SKHep1       ヒト肝がん
A549         ヒト肺上皮がん
KATOⅢ      ヒト胃印環細胞がん
HCS-5      ヒト皮膚扁平上皮がん
COLO205      ヒト大腸がん
HEp-2      ヒト喉頭がん
LS174T       ヒト直腸がん
NHDF       正常ヒト皮膚繊維芽細胞

 

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高濃度のフコキサンチンとアスコフィラム+、COX-2選択的阻害をする驚異的なフコサリシレートCCKs、さらに赤ショウガを一緒に摂取することで驚異的なアポトーシスを誘導します。

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■フコキサンチン
フコキサンチンは、レチノール結合タンパク質に結合した状態で、レチノールレセプター経由とFasリガンド経由でカスパーゼ8→カスパーゼ1を活性化し 癌細胞にアポトーシスを誘導します。 また、細胞増殖のサイクルを停止させるとの報告もあります。
活性型カスパーゼ8はBidを切断し、切断されたBidはミトコンドリアからチトクロームcの放出を促進します。
放出されたチトクロームcは、Apaf-1と結合しそれを活性します。
活性化されたApaf-1はカスパーゼ9を活性化します。活性化されたカスパーゼ9はカスパーゼ3を活性化させCADの活性化によりDNAを断片します。

■COX-2
COX-2は、サイトカイン(特にIL-1やTNF-α)などの刺激により、一過性に核内で産生され、核膜に存在する誘導型の酵素で、炎症細胞(マクロファージ、好中球、線維芽細胞、滑膜細胞など)に発現する。
プロスタグランジン(PG)には、炎症作用、発痛作用、発熱作用 がある。

●Bidとは?
Bid は、Bcl‐2タンパク質ファミリーに属し、ミトコンドリアを利用するアポトーシス経路において極めて重要な役割を演じることが知られている22kDaのアポトーシス関連タンパク質です。
特定のアポトーシス刺激に反応してBidタンパク質がサイトゾルからミトコンドリアへと移行します。
Bidは通常、サイトゾルに存在しています。しかし、アポトーシスが誘導されるとこのタンパク質はミトコンドリアに移行し、そこでシトクロムcの放出を促進します。
これはアポトーシスカスケードにおける重要な増幅ステップとなります。なお、この移行はカスパーゼ8によって引き起こされます。カスパーゼ8はデスシグナルにより活性化されると、Bidを切断し、15kDaのC末端断片を生じさせます。この断片(しばしば切断型BidまたはtBidと呼ばれる)はミリストイル化された後、ミトコンドリア外膜に選択的に結合し、デスシグナルを伝達します。
アポトーシスを引き起こす刺激はミトコンドリアの膜透過性を亢進させ、ミトコンドリアの内膜と外膜の間に局在するアポトーシス誘導タンパク質(シトクロムcやSmac/Diablo)を細胞外へと流出させます。
細胞外へ流出したシトクロムcとApaf-1で形成される複合体はカスパーゼ9を活性化させ、さらにカスパーゼ3、6、7を活性化することでアポトーシスが起きます。
●ICAD-CAD とは?
ICADは、CAD(特異的なDNase)の阻害分子で、CADのDNaseの活性を抑制する因子です。
通常CADは、ICADにシャペロン( ICADが存在するとCAD蛋白質は正常に折り畳まれICADとの複合体として回収される)とし作用されており、その状態をICAD-CADと言います。
ICADはCADと細胞内で複合体を形成しCADの活性を抑えています。
ICADは、カスパーゼ3が活性化されるとICADは壊れ(分解)ます。ICADが解離し活性化したCAD は核内に移入後、核クロマチンを分解しDNAの断片化を進め、最終的に細胞(癌等)を死に追いやり(殺し)ます。

●CADとは?
CADは、DNA分解に係るタンパク質(酵素)(Caspase Activated DNAase)で、カスパーゼによって活性化されるDNA分解酵素であり、CADを活性化することでDNAをヌクレオソーム単位で切断(断片)します。
通常CADは、ICADと細胞内で複合体を形成しICADにCADの活性を抑えられています。
アポトーシス刺激でカスパーゼ3が活性化されると、抑制しているICADがカスパーゼ3により分解され、 ICADが解離しCADが解放されることによりCADは活性化し、自らの核移行シグナルを使って核へ移行することにより、核のDNAを断片(壊す)し、最終的に細胞(癌等)を死に追いやり(殺し)ます
●MMPsとは?
マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)は、生体組織骨格を構成している各種コラーゲン、組織骨格を構成しているプロテオグリカン、細胞接着因子のラミニン・フィブロネクチン等を分解する酵素です。    これらの酵素分解による組織骨格の崩壊により、関節炎(慢性関節リウマチ・変形性関節炎等)・心筋梗塞・肝硬変などの疾病、更には他組織部位への腫瘍細胞の浸潤によるガン転移の有力な原因物質とし知られています。
固形腫瘍がある一定以上大きくなるためには、腫瘍に栄養や酸素を供給するための血管新生が必要です。MMPs は血管周囲の基底膜を分解することにより血管新生を促進することが知られており、腫瘍の増殖への関わりがあります。
腫瘍細胞からVEGF などの血管新生因子が産生され、これにより刺激を受けた血管内皮細胞がMMPs をはじめとするプロテアーゼを産生し、そしてこのMMPs が血管を裏打ちしている基底膜を分解し、血管内皮細胞は間質へ遊走していき、そして間質中で増殖し、管腔を形成し、新生血管を構築していきます。そして、この血管が癌に到達して、栄養源と酸素を供給するようになると腫瘍が大きくなっていきます。

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副作用がない
癌治療に大きくつきまとうのが副作用です。脱毛、嘔吐、神経症、激痛などを伴います。癌による苦痛を取り除くために治療を行っているのに、その治療によりさらに苦痛を伴っているのが実情です。がん治療では、癌細胞だけでなく周辺の正常な細胞にまで影響してしまう事が、副作用の主な原因となって います。
アポノイドは、癌細胞だけが固有に持つ遺伝子に作用するので、正常な 細胞には影響しません。従って、正常な細胞を傷つけることがないため、副作用が起こりません。また、 アポノイドによる治療には手術が伴わないため、二次的な苦痛が ありません。手術では不可能な細胞レベルでの治療ができるため、どの場所にできたどんな小さな癌細胞にも対応することができます。

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