取材企業一覧

現在、健康マイスターズに取材ご協力頂きました企業様です。(順不同)

企業

アスタルテ株式会社 有限会社進製作所
有限会社アトム 株式会社スフィア
合資会社アドバンスネットワーク 株式会社ストレート・ワン
株式会社アクアクララジャパン 有限会社ステッパー 創美社会体育研究所
有限会社ウェルファ ヘルスケア事業部 田辺食品株式会社
エクセル貿易有限会社 大韓民国忠清南道大阪商品展示館
株式会社エフェ タマコール商会
株式会社エム・アイ・シー タムラ海洋研究所
有限会社亀齢堂 長寿福星健康食品
漢洋堂 有限会社西日本ノーベル
㈱きせんコミュニケーションズ 日本カルシウム工業株式会社
京都ポーレン株式会社 有限会社ノビア
クロレラ工業株式会社 株式会社バイオックス
倉田米穀株式会社 ひまわり乳業株式会社
健美堂 有限会社ヘルスケミカル
株式会社 ゲンインターナショナル 森永製菓株式会社健康事業部
株式会社源齋 百年茶販売 マリーゴールド
五州薬品株式会社 有限会社大和サンシュ研究会
有限会社シャボン ワーズワース
岩間鍼灸クリニック 健康サポート専門店

 

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カツアーバとは

<植物の概説>
 カツアーバは、アマゾンに自生する生命力の強い低木。
「父が六十歳になるまでに生まれた子どもは彼の子だが、六十歳を過ぎて生まれた子どもはカツアーバの子だ」ということわざがある程、ブラジルでは昔から強壮剤的に用いられてきました。

<伝承例>
 ブラジルのハーブ医療で、カツアーバは中枢神経刺激作用があると考えられ、ED・神経衰弱・記憶力の低下・疲労・不眠症等に用いられてきました。

<効果・効能>
1. 性本能エネルギーを上昇させる
 カツアーバに含まれる、カツアビンA・B・Cと呼ばれる3種類のアルカロイドグループが神経系を刺激し、性機能を強化すると考えられています。

2. 血液循環をよくする
 実験により、カツアーバには血管拡張作用・血管弛緩作用があることが確認されています。血行が促進され体があたたまります。

<適応>
 疲労回復・精力増強など。

<含有成分>
 カツアーバの葉や枝、樹皮にはアルカロイド類・タンニン類・アロマ系油・非麻薬性コカインなどが含まれ、これが中枢神経を刺激し男性ホルモンの働きを高め、男性器官の機能回復を促します。ヨーロッパでは、記憶障害の改善やボケ予防の妙薬として知られています。

<伝統的使用法>
1. 催淫作用
 ブラジルのネイティブアメリカンが、この作用を最も早くから知っていました。彼らはカツアーバを服用して歌い踊り、セックスを楽しんでいました。

2. インポテンツ回復
 カツアーバの樹皮を服用すると、中枢神経系が刺激され、男性インポテンツ機能が改善されます。この作用のほかの植物との相違点は、副作用が非常に少ないこと。さる使用者の経験談では、三から四杯のカツアーバを飲用すると、その夜に夢の中で性的興奮をすぐに覚え、性的要求度を増加させたそうです。

3. 体力増強・疲労回復
 その強力な強壮および中枢神経系に対する作用により、体力増強および疲労回復の効果も十分に期待できます。

4. 神経系統の改善
 今日のブラジル・ハーブ医療で、カツアーバは神経系統の改善――たとえば不眠症・心気症・片頭痛の改善などにも有効であることが判明してきました。

5. 抗細菌作用
 臨床面では、一九九二年にマウスを用いた動物実験で、抗細菌作用(大腸菌・溶連菌など)を有することが報告されました。また近年、一部の成分に抗HIV(エイズウイルス)活性を有することが報告されています。この、カツアーバ成分の抗HIV活性は、エイズウイルスの細胞への付着を抑制することによってその効果を示すものであると報告され、また、近いうちにエイズ患者に対して、カツアーバ抽出成分の有効性を検討する試験が開始される予定です。

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チュチューアシとは

<植物の概説>
 とがった葉を付けた小枝を持つ、垂直に伸びた表面がつるりとした木です。葉の上部は長方形の槍のようで、表面に光沢があります。5枚の花弁を持つ小さな花、その中心にはカラフルな聖杯のようなおしべと、白くて単純なめしべがついています。

<伝承例>
 アマゾンの先住民は、長い間、チュチューアシの樹皮を治療に用いてきました。
 俗に「震える樹皮」と呼ばれ、関節炎・リューマチ・腰痛などの治療に使われてきました。彼らの間では、樹皮1カップを煎じ、1日3回・1週間以上使用するのが一般的です。

 また、チュチューアシは筋肉のリラックス・催淫・疼痛緩和・アドレナリン分泌促進・防虫・免疫機能促進・月経不順などにも効果があるとされており、アマゾンの先住民は、これを添加したラム酒をジュースなどに入れて飲用したり、観光客にサービスとして振舞ったりしています。

 一方ペルーでは、都会および森林の先住民の間で、チュチューアシは関節炎の治療に最適だと信じられています。地元の伝統的なハーブ治療では、骨粗しょう症・リューマチ性関節炎・気管支喘息・出血性下痢・月経不順・月経痛に利用されています。

 更にアマゾンのキュランデラス地方でも、チュチューアシをほかのハーブと併用し、からだ全体の強壮・回復やいろいろな疼痛の緩和を目的に使用しています。

<効果・効能>
 抗炎症・免疫向上・抗リューマチ・抗関節炎・催淫・鎮痛・筋肉リラックスなど。

<適応症>
  古くから、リューマチ性関節炎や骨関節症の治療に使われています。
現在では、激しいトレーニング後の筋肉痛の緩和や、関節炎に効果があるサプリメントに配合されています。また、媚薬としてアドレナリン興奮作用を高め、強い催淫効果をひき起こすと考えられてもいます。

<研究例>
  チュチューアシの驚異的な効果は、特に臨床面で注目され、いろいろな角度から検討されてきました。
1960年代、アメリカの製薬会社はマウスの免疫系を刺激し、マクロファージの活性(貪食作用)を増強することを報告しました。

1970年代に、イタリアの研究者はチュチューアシから分離した成分を皮膚がんに使用し、その抗腫瘍効果を報告しました。また、ほかのイタリアの研究者グループは1980年代に、分離した成分による抗炎症効果を報告しました。この抗腫瘍・抗炎症効果は、樹皮から分離したトリペン類の成分が抗酸化作用を持ち、その主役を担っていることが判明してきています。

わが国でも、1993年にさる研究者が、分離したアルカロイドが関節炎・リューマチに効果があることを報告しました。
また、アメリカの製薬会社の研究グループは、チュチューアシに含まれているこれらのアルカロイドの抗炎症作用が、たんぱく質キナーゼC(PKC)の酵素の生産を抑制することを証明しました。このPKCは、炎症性疾患に注目されている物質で、気管支炎・リューマチ・喘息・肺がん・腫瘍・心臓疾患などに増加することから、病気の一因であると考えられています。

チュチューアシから分離した、PKCの酵素の生産を抑制する性質の高いアルカロイド成分が、関節炎・リューマチの治療薬に有望であるという期待が寄せられています。アマゾンの熱帯雨林から、このような有望なハーブを探索する作業は、今後も続けられることでしょう。

<使用方法>
 アルコールに浸したものを、リューマチ・関節炎の患者に飲ます――これが、アマゾンのジャングル地帯で最もポピュラーな使用方法です。筋肉の緊張をほぐす、そして筋肉から出た乳酸(エネルギーの燃えかす)の取り込みと除去などの作用があります。アマゾンの原住民は、チュチューアシは活力を増し、からだ全体の若返り・交感神経の刺激を高めると考えています。

 チュチューアシの樹皮は、アマゾンの西の地域では都会・地方を含め、最も汎用されている治療用ハーブです。また、都市から遠隔地に居住している原住民にとって、チュチューアシは、持病の治療に欠かせない最も重宝される薬となっています。

 コロンビアのシオナ族は、5㎝ぐらいの幹を2ℓの水に入れ、その量が半分(1ℓ)になるまで煎じたものを関節炎・リューマチの治療に用いています。エクアドルのクイジ族・クイチュア族は、チュチューアシを煎じ、リューマチ治療や筋肉増強・生理痛・胃痛・疼痛緩和に用いています。また、男性のリューマチの場合は、チュチューアシをアルコールに浸したものを飲んでいます。

 血液浄化を目的とする場合は、チュチューアシの赤い樹皮(少し苦味があるが)に最も効き目があるといわれています。また、この場合は結核・気管支喘息・胃痛・解熱にも効き目があります。チュチューアシの摂取量(飲む量)の上限はありませんが、朝食前に必ず飲み、1ヶ月間の服用をすることが大切です。

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イポルルとは

<植物の概説>
ユーフォービアセア科(Euphorbiaceae)
和名 トウダイグサ科
アルコルネア属(Alchornea)
和名 フォリブンダ(floribunnda)、
カスタネイフォリア(castaneifolia)

一般名 イポルル・イポロニ・イポルノ・マコクフィア等
原産地 ペルー・ブラジルのアマゾン奥地
使用部位 樹皮・葉

イポルルは、ペルーアマゾンでも標高が低く、 頻繁に洪水が発生する低地に生息している木本性の低木です。雨季には水中に埋もれてしまうので、収穫は乾季にのみ行うことができます。樹皮に含まれている活性化学成分も乾季にのみ存在していいて、雨季にはみられません。 イポルルはトウダイグサ科に分類されますが、トウダイグサ科には5000種類を超える高木や潅木、そしてハーブなどの薬用植物が分類されています。トウダイグサ科の植物は食用や薬用、そしてゴム・オイル・染料等々有効な利用方法が多岐にわたることから、経済的価値が高いとされています。

<伝承例>
アマゾンに住む先住民によるイポルルの利用法は多岐にわたっており、その調製方法も様々です。その中でも代表的なのが、イポルルをアルコールに浸し、リューマチ・関節炎・風邪・筋肉痛などに効く健康酒とする方法です。

 ペルーアマゾンで特に知られているイポルルの効能として、骨関節炎の症状緩和や関節の稼動範囲を広げ、動きをスムースにする効果があります。
 カンドチ・シャプラ族とシポビ族では、リューマチの治療のためにイポルルの樹皮と根の両方が用いられています。
 ディクナ族では、下痢の予防効果があるとして、食前にティースプーン一杯分の樹皮の煎じ汁が飲まれています。

 ペルーアマゾンの中でも限定的な利用ですが、痛み止めとして利用しているペルーアマゾンの先住民もいます。具体的には、磨り潰した葉を直接痛みのある関節に擦り込んだり、或いはペースト状にしたイポルルを患部に直接塗り、鎮痛剤としたりします。

 ペルーの地方都市では、イポルル関連の治療薬や製品が販売されているのをよく目にしますが、特にハーブ医療ではリューマチでの利用に高く推奨されています。ペルーアマゾンの主要都市プカルパでは、関節炎に加え、イポルルの葉の煎じ薬が咳やリューマチに用いられています。また、ペルー北部に位置するピウラ近郊では、女性の受胎能力を促進する目的でイポルルの葉が利用されています。一方、男性用の媚薬として、或いは強壮剤として利用する場合もあります。

<効能・成分概況>
効果・効能 アレルギー・鎮痛・抗炎症・抗リューマチ・抗細菌・催淫・緩下
適応 筋肉痛・関節炎・抗細菌
含有成分 アルコールネイン・アルコールネイノン・アンソラニック酸・
ゲニステニック酸・イソアルコールネイン・ヨヒンビン・アルカロイド
使用方法
30gの乾燥体を500CCの水で煎じ、1日2~3回に分けて飲用する。

<研究例>
 北米では、特に筋肉や関節に関連する効能が注目され、運動選手や自然療法士の間でイポルルの人気が高まりつつあります。また、関節炎や関節の痛み止めとして、イポルルに含まれている鎮痛効果や抗炎症作用をもたらす成分に注目が集まっています。

 アルゼンチンで行われたある研究では、鎮痛成分や抗炎症成分に加えイポルルのエッセンスに抗バクテリア作用があることが発見され、ペニシリンGに抵抗力を持ってしまった黄色ブドウ球菌株・大腸菌・コウジカビ族に対し有効であることも確認されています。イポルルの抗炎症特性ですが、これは樹皮に含まれるアルコルネインを含むアルカロイドのグループによるものであることがわかっています。

<使用方法>
今日のペルーにおけるハーブ医療では、男性性不能症の場合、乾燥したイポルルの葉1カップを500CCの水に浸した浸出液を1日1/2カップ、糖尿病の場合は、1.5カップの乾燥したイポルルの葉を1リットルの水に浸し、食後に1カップずつ毎日服用します。

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セントジョーンズワートとは

<植物の概説>

 セントジョーンズワート、和名はセイヨウオトギリソウ。
 ヨーロッパや中央アジアに分布する直立性の多年草で、葉や黄色の花には斑点があり、指でこすると赤い液がしみ出てきます。ヨーロッパではこの赤い液が血のような色をしているため、魔よけに使ったり、心の闇を照らし悪霊を追い出す「サンシャインハーブ」として不眠症やウツ病・ヒステリーなどの治療に用いたりしていました。

<伝承例>
 地上部全体が刈られ、乾燥させられ、ハーブティーとして用いられます。そのハーブティーは若干苦いものの、嗜好品として、またその薬理的性質のため長い間愛好されてきました。

 医療的利用の最初の記録は古代ギリシアにまでさかのぼり、以来利用されてきています。 また、ネイティブアメリカンも、人工妊娠中絶薬・抗炎症剤・収斂剤・消毒剤として使用してきました。

<効果・効能>
 神経系の回復強壮剤ともいえるハーブで、落ち込んだ気分や不安・イライラを軽くし、精神を高揚させてくれる効果があります。有効成分のペルフォリンが脳内セロトニンの濃度を増加させることで抗ウツに働いています。

<適応症>
 切り傷・やけど・神経痛・抑うつ状態・社会不安障害(SAD)など。

<含有成分>
 1980年代になって、このハーブのエキスに抗鬱作用があることが報告され、大きな脚光を浴びることとなりました。ドイツでの研究では抗鬱剤のベストセラー「プロザック」とほぼ同等の作用があるともされており、さらに不眠などの副作用も少ないことからドイツでは精神科医でもごく普通に処方されるようになってきているとのことです。アメリカでもTV番組で紹介されてから爆発的に売り上げが伸びたとのことで、このあたりの事情は日本と同じことのようです。

 この薬草の有効成分はハイペリシンで、ちょっと天然物と思えないような8環性の珍しい骨格を持ちます。この化合物が鬱病に効果があるのは、「モノアミン酸化酵素(MAO)」という脳内の酵素の働きをブロックする性質によります。MAOはセロトニンなどの脳内物質の分解(代謝)に関わっており、この働きを調整することによって脳内物質のバランスを整えるものと考えられています。これは化学合成の抗鬱剤と同じ原理です。

 また、同じ草に含まれるハイパーフォリンにも脳内物質調整作用があるという報告もあり、セイヨウオトギリソウの作用はあるいは両者の相乗効果によるものかもしれません。自然というものはやはりよくできているものだ、と思わされます。

<使用方法>
 薬用範囲が広く、中世には深い刀傷の治療に用いられ(殺菌作用がある)、植物油の中に花を入れて成分抽出したオイルは外用薬として神経痛に効果があり、座骨神経痛の痛みを和らげる作用もあります。またこのオイルは皮膚の体温を下げるのでヤケドにも効き、さらに空腹時に少量服用すれば、胃炎や胃潰瘍の治療薬になるといわれています。

 利尿作用もあり、体内から老廃物を排出するのを助け、この浸出液は痛風や関節炎の治療によく、夜尿症の治療にも用いられます。その場合、オイルを脊椎の底部によくすり込みます。

 この植物は主として神経の鎮静薬、更年期の抑うつ状態の治療薬として、さらに気管支炎の際の去痰薬として使われています。

<禁忌>
 セントジョーンズワート(SJW)という植物を含み、「ストレスが解消する」「気分がすっきりする」などとして市販されている健康食品が、経口避妊薬(ピル)など一部の医薬品の効き目を落とすおそれがあるとして、厚生労働省は先年、これらの医薬品の添付文書に「SJW含有食品と併用しない」と明記するよう製薬会社に改訂を指示しました。食品の関係業者に対しては、SJWを含有することや、医薬品との併用を避ける注意書きを製品に明示するよう指導しています。

 同省によると、対象となる医薬品は、国内で使われているすべてのピルのほか、抗HIV(エイズウイルス)薬・免疫抑制薬・心臓病治療薬・気管支拡張薬など8つの薬効の計28成分です。

 SJWによって、これらの薬物を代謝する特定の酵素が体内に増え、有効成分の血中濃度が下がるため、本来の効果が得られなくなるといいます。国内ではこれまでに、同食品と医薬品との相互作用による健康被害は報告されていません。
 SJWは主に欧州から中央アジアにかけて分布している植物で、和名はセイヨウオトギリソウ。欧米では抽出成分を錠剤にした製品が広く流通しています。

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